Kochab の星見日記

★子育て&家事の合間の隙間時間で星見(星空観察)・天体撮影をしています(太陽、惑星、銀河、星雲、星団、国際宇宙ステーション、・・・など)

「火星」2020年10月6日の最接近に向けて その1

火星のこと、調べてみました!

今回2020年の火星と地球の最接近の日は、10月6日だそうです。

このときの火星と地球の間の距離は約6207万キロメートル。
最接近の頃の火星はマイナス2.6等の明るさで輝いて、視直径は約22.6秒角となるようです。

前回2018年の最接近の際は、地球と火星は約5759万キロメートルまで接近し

「大接近」となり、大きな話題になりました。


今年は 2018年の最接近には及ばないのですが、今年の最接近時の火星の視直径は20秒角を超え、明るさもマイナス2等を超え、見ごたえは十分です。

 

「最接近」と聞くと、その日である 10月6日ばかりを気にしてしまいますが
火星は 6月上旬では 明け方に マイナス0.1等星という明るさで見えています。

光害地でも肉眼で十分に見える明るさです。

 

ただし、望遠鏡で見るには まだ視直径は10秒角未満なのでイメージが小さいです。

これから すこしづつ接近することで 大きく見えてきますので焦らずに

じっくりと待ちましょう。


6月末で↓ 約11秒角 (視野円は 見掛視界50° 250倍でのイメージ)

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7月末で↓ 約14秒角 (視野円は 見掛視界50° 250倍でのイメージ)

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8月末で↓ 約18秒角 (視野円は 見掛視界50° 250倍でのイメージ)

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9月末で↓ 約22秒角 (視野円は 見掛視界50° 250倍でのイメージ)

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と 徐々に大きく見えてきます。

火星は2020年9月上旬からマイナス2等以上の明るさを保ち、
11月頃までは観察しやすい時期が長く続きます。

2018年の時は、火星で猛烈な砂嵐が発生して

接近時に模様が殆ど見えなかったという事態になりましたね。

今回も いつそうなるか分かりませんので

早い時期からチャンスがあればマメに観察したいと思っています。

天候と体力の勝負ですね。