今、日没後に南東の空に一番最初に見える星は、
月を除くと おそらく木星です。
しばらくは 木星は 見頃なので 今のうちに よく見ておきたいものです。
8/20に起こった「木星にイオの影」!
オイラ、見ました!
やっぱり イオの影を見るとテンション上がりますね。
口径9センチの屈折望遠鏡(BORG90FL鏡筒)にて見ましたが
125倍でも 意識して見ると 木星本体に ガリレオ衛星・イオの影が見えました!
170倍くらいでは ハッキリと 見えましたよ!
黒いポチッとしたやつです。
同様に、8/27にも・・・ 見えるかもしれないのです!
2020年8月27日の木星面をシュミレーションしてみたら
22:40~24:40(0:40)頃まで木星面にイオの影が見えそうなことが分かりました!
(8/20のを見逃した方は、是非 チャレンジしてみて下さい!)
2020年8月27日 23:30、↓木星は大分高度が低い位置にありますね。
高度が20度ありませんので、気を付けて下さい。
2020年8月27日 23:30 ↓木星とガリレオ衛星の位置関係(正立画像です)
イオが木星の手前にきていて おそらくイオそのものは 見えないでしょう。
2020年8月27日 23:30 ↓ 望遠鏡で高倍率にて見ると・・・(正立画像です)
木星本体にイオの影が見えるかもしれません。
イオの影が木星面の中央にきそうな時間は 23:30~23:40頃ですが
少し早めに見始めた方が 良いかと思います。
出来れば、高度が低くならないうちに 22:40頃から観測をした方がよさそうですね。
2020年8月27日 22:40 ↓ 望遠鏡で高倍率にて見ると・・・(正立画像です)
この時間では 木星面の 端の方に イオの影 が あるようです。
天気とシーイングさえ 良ければ 10センチ程度の屈折望遠鏡でも
150倍くらいの高倍率にすれば見えると思います。
晴れることを期待しましょう。
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【注意】イオの影は、どんな望遠鏡でも見えるわけではありません。
目安として 口径10センチくらいから見える可能性が高くなると思います。
倍率は 100倍以上は必要だと思って下さい。出来れば150倍は欲しいですね。
■自分の機材での経験ですが「この機材でイオの影が見えたか?」を
ここに記しておきます。
コ・ボーグ36ED→ ✖ 見えませんでした
ミニボーグ50FL→ ✖ 見えませんでした
ミニボーグ67FL→ △ 見えました!(ギリギリ見えた感じです)
BORG90FL→ ○ 見えました!
VIXEN FL102S→ ◎ 見えました!(かなりハッキリと見えました)
あくまでも目安だと考えて下さい。
空の状態によっては 見えたり見えなかったり変化するものですからね。
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