今、日没後に南南東の空に一番最初に見える星は、
月を除くと おそらく木星です。
木星は 今 見頃です。 今のうちに よく見ておきましょう。
8/29の「木星にイオの影」!
オイラ、見ました!
薄明中でも 見えたのには感激でした。
やっぱり イオの影を見るとテンション上がりますね。
口径9センチの屈折望遠鏡(BORG90FL鏡筒)で 確実に見えてました。
黒いポチッとしたやつです。
同様に、9/1 も・・・
同じような厳しい条件かもしれませんが
今度は エウロパの影が 見えるかもしれないのです!
2020年9月1日の木星面をシュミレーションしてみたら
日没後のある時間?~19:15頃まで木星面に エウロパの影が
見えそうなことが分かりました!
厳しい条件とは 19:15頃まで という時間制限と
薄明中というコントラストの悪条件です。
東京の日没時刻が 18:11頃、
薄明終了時刻は 19:38頃です。
薄明が終了する(19:38頃)ときには エウロパの影は とっくに見えなくなっています。
日没後に 少しづつ 木星の観測時のコントラストが良くなっていく中で
薄明中に見えるかどうか ということですね。
2020年9月1日 18:50、↓木星は見えると思いますが、空は まだ明るいでしょう。
さて、薄明中で しかも 今回は 月明かりもあります。
このコントラストの悪い条件下、木星が どれだけ見えるかですね。
8月29日は、同様な条件下で見えましたから
期待したいですね。
( ★8/29の時の情報はこちらから )
2020年9月1日 18:50 ↓ 望遠鏡で高倍率にて見ると・・・(正立画像です)
コントラスが悪いなりに 木星本体にイオの影(ポチッとした黒いのです)が
見えるかもしれません。
イオの影は 端に寄ってきています。
もう あまり時間がありません。
おそらく、ギリギリで見える時間帯の
2020年9月1日 19:15 ↓ 望遠鏡で高倍率にて見ると・・・(正立画像です)
この時間では 木星面の かなり端の方に エウロパの影 が あるようです。
天気とシーイングさえ 良ければ 10センチ程度の屈折望遠鏡でも
120~150倍くらいの高倍率にすれば見えることを期待したいのですが・・・
なんといっても薄明中です。
これは 実際に見ないと分かりませんねぇ。
とにかく晴れることを期待しましょう。
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【注意】ガリレオ衛星の影は、どんな望遠鏡でも見えるわけではありません。
目安として 口径10センチくらいから見える可能性が高くなると思います。
倍率は 100倍以上は必要だと思って下さい。出来れば150倍は欲しいですね。
■自分の機材での経験ですが「この機材でイオの影が見えたか?」を
ここに記しておきます。
コ・ボーグ36ED→ ✖ 見えませんでした
ミニボーグ50FL→ ✖ 見えませんでした
ミニボーグ67FL→ △ 見えました!(ギリギリ見えた感じです)
BORG90FL→ ○ 見えました!(ほぼ確実に見えるようです)
VIXEN FL102S→ ◎ 見えました!(かなりハッキリと見えました)
(【参考情報】BORG72FL→ ◎ ハッキリと見えたという情報がありました )
あくまでも目安だと考えて下さい。
空の状態によっては 見えたり見えなかったり変化するものですからね。
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