Kochab の星見日記

★子育て&家事の合間の隙間時間で星見(星空観察)・天体撮影をしています(太陽、惑星、銀河、星雲、星団、国際宇宙ステーション、・・・など)

「木星の影によるカリスト(ガリレオ衛星)の食」2020年10月9日 20:50~20:51頃  に注目!

木星ガリレオ衛星によっておこる天文現象が意外と面白くて

今年は注目しています!

その中でも、食現象は かなり短時間で終わってしまう現象ですが

その分 凝縮されていて オイラ的には 興奮度の高い天文現象です。 

  

8月21日 に「イオの食」があって

この食現象は ほぼ一瞬に近い天文現象と思っていましたが、違いました。

一瞬ではなく、

ゆっくりと時間をかけて 明るくなっていき もとの明るさになりました。

予想とは違い 新鮮な感動がありましたよ。

その時の詳しいことは、

★こちら の【追記】にあります 。 

 

今回、日本では 2020年10月9日に

ガリレオ衛星カリストが  木星の影の中に入っていく瞬間を見ることができます。

シュミレーションしてみました。↓(地球から見た正立画像)

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2020年10月9日 20:50

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2020年10月9日 20:51

20:50 では カリストが ハッキリと見える状態にありますが

20:51 では カリストが ほぼ見えていません。

 

木星の北側から見た場合のシュミレーションをしてみました。(実際には不可能ですが)

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2020年10月9日 20:50

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2020年10月9日 20:51

(右下の方向に太陽がありますので、木星から左上に向かって影があると思います。)

こちらの比較でも

 

20:50 では カリストが ハッキリと見える状態にありますが

20:51 では カリストが ほぼ見えていません。

 

木星の後ろの影の中に入っていくので ある時間になると

スゥ~っと暗くなってカリストが見えなくなる現象がおきることでしょう。

過去の経験から おそらく時間をかけて暗くなっていくのでは・・・と思います。

 

とはいっても やはり実際に見ないと分からない現象なので

予想時間前から望遠鏡に釘付け状態になりそうです。

まさに 目が離せない現象です!

 

観測に使用する望遠鏡は ガリレオ衛星が見えれば良いので

比較的 小型な望遠鏡でも観測することが出来ると思います。

 

例えば コ・ボーグ36ED あたりでも 観測可能と思います。

オイラは 軽量コンパクトな 

ミニボーグ50 とか ミニボーグ50FL 

ある程度 明るさを重視して

BORG90FL とかも考えています。

  

倍率は 少し高めにしようと思っています。

例えば 50倍~80倍程度 あたりですかね。

 

食現象の起こる時間ですが、

あくまでもシュミレーションですから

少し早めに見始めた方が 良いかと思います。

オイラは、少なくとも5分前の

20:45頃から 望遠鏡のアイピースから覗いていようかと思います。

 

晴れることを期待したいのですが・・・台風の影響がありそうですね。