今シーズン、
木星も そろそろ終盤に差し掛かってきました。
木星が南中する時刻は 日没直後となってきましたので
21時頃には 南西の低い位置まで高度が下がってきてしまいます。
遅い時間帯では非常に観測が難しくなってきました。
さて、シュミレーションによると
10月21日、19:30~21:35頃まで木星面にイオの影が
見えそうなことが分かりました!
(高度が低いので注意しましょう!)
2020年10月21日 19:30、↓木星は 南南西~南西の空に見えます。
この時間帯、木星は かろうじて高度20度を超えるくらいですね。
2020年10月21日 19:30 ↓ 望遠鏡で高倍率にて見ると・・・(正立画像です)
この時間帯が イオの影は 木星面の東側の端に見えそうです。
イオは見えないと思います。
2020年10月21日 20:30 ↓ 望遠鏡で高倍率にて見ると・・・(正立画像です)
このときは イオの影の位置が ほぼ中央付近です。
しかし、このとき 木星の高度が15度もないので 観測するには障害物などに
注意が必要ですね。
住宅地では かなり難しい状況かもしれません。
念のため、イオの影が見える ギリギリ最後の時間帯の場合は
2020年10月21日 21:35 ↓ 望遠鏡で高倍率にて見ると・・・(正立画像です)
この時間では 木星面の 西の端に イオの影 が あります。
このとき、木星は 高度が かなり低くなって 5度もありません。
正直 観測は 困難な状態かと思います。
今回は なるべく早い時間帯を選んだ方がよさそうですね。
早めの時間では
天気とシーイングさえ 良ければ 10センチ程度の屈折望遠鏡でも
150倍くらいの高倍率にすれば見えると思います。
とにかく晴れることを期待しましょう。
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【注意】イオの影は、どんな望遠鏡でも見えるわけではありません。
目安として 口径10センチくらいから見える可能性が高くなると思います。
倍率は 100倍以上は必要だと思って下さい。出来れば150倍は欲しいですね。
■自分の機材での経験ですが「この機材でイオの影が見えたか?」を
ここに記しておきます。
コ・ボーグ36ED→ ✖ 見えませんでした
ミニボーグ50FL→ ✖ 見えませんでした
ミニボーグ67FL→ △ 見えました!(ギリギリ見えた感じです)
BORG90FL→ ○ 見えました!(ほぼ確実に見えるようです)
VIXEN FL102S→ ◎ 見えました!(かなりハッキリと見えました)
(【参考情報】BORG72FL→ ◎ ハッキリと見えたという情報がありました )
あくまでも目安だと考えて下さい。
空の状態によっては 見えたり見えなかったり変化するものですからね。
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