Kochab の星見日記

★子育て&家事の合間の隙間時間で星見(星空観察)・天体撮影をしています(太陽、惑星、銀河、星雲、星団、国際宇宙ステーション、・・・など)

「2021年の中秋の名月」は 明日(9月21日)です!

2021年の中秋の名月は 9月21日 だそうです。

 

中秋の名月」とは、旧暦の8月15日に出る月のことを指すそうです。

ちなみに「十五夜」という言葉を聞いたことがあると思いますが

中秋の名月」も「十五夜」も現在では同じことを意味しています。

 

さて、「旧暦」って分かりますか?
若い頃は「旧暦」という言葉を聞いても なんとなくスルーしていましたが
ある日 ようやく調べてやっと理解した記憶があります。

 

最初に確認しておきたいのは、
旧暦の1月1日は冬至の日の2回後の新月の日、ということです。

 

と言うことは・・・
2020年の冬至は 12月21日 なので そこから
一回目の新月 2021年1月13日、二回目の新月 2021年2月12日

ということで、旧暦の 1月1日は 

新暦では 2021年2月12日 ということになりますね。
この日を起点に日が進むのですが・・・
 

さて、ここで
月の満ち欠けは ほぼ15日周期で新月から満月へ、
そして新月へというサイクルで繰り返されます。
旧暦では、新月(月が完全に欠けるとき)を毎月1日としており、
周期的に15日が満月になると言われています。

この15日の夜を十五夜と呼ぶのですが、新暦では 15日に必ずしも満月になるとは限りません。
満月になる周期にも14日から16日と幅があるためです。
旧暦の1月から12月まで毎月十五夜はありますが、
一般的には旧暦の8月15日の「中秋の名月」のことを

十五夜」と呼んでいるようです。

 

旧暦の秋は現在とは違って、7月から9月のことを指すようです。
よって、7月、8月、9月の真ん中の8月のことを「中秋」と呼んでいたことから
「旧暦の8月15日に見られる月」のことを

中秋の名月」と呼ぶようになったそうですね。

 

そして、各月の新月の日付を見ていくと
2021年2月12日 新月(旧暦 1月1日)
2021年3月13日 新月(旧暦 2月1日)
2021年4月12日 新月(旧暦 3月1日)
2021年5月12日 新月(旧暦 4月1日)
2021年6月10日 新月(旧暦 5月1日)
2021年7月10日 新月(旧暦 6月1日)
2021年8月8日 新月(旧暦 7月1日)
2021年9月7日 新月(旧暦 8月1日)

ここから15日間を数えると・・・
2021年9月21日 となり この日が 旧暦8月15日 になるわけです。

つまり、
2021年9月21日 の月 が 「中秋の名月」なるのですね。

 

一般的に 中秋の名月の お月見というと 日没後から数時間の間に

お供え物をしつつ見る時間というイメージがありますよね。

そう考えて 日没後の 19:30頃(月の高度が約15°)から月が見えてくると考えて

2021年9月21日 19:30 で シュミレーションしてみました。

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中秋の名月(9月21日の日没後)

東~東南東の空に月が 見えることと思います。

この時間は まだ高度が あまり高くないので

障害物が少ない場所から見る必要がありそうですね。

ちなみに・・・

20:00頃を過ぎると 高度が20°を超えます

21:00頃を過ぎると 高度が30°を超えます

こんな感じで時間が経つとともに見やすくなってきそうですよ。

 

ここで・・・、実は この日の満月の時間が8:55とのことなので

明け方の方が 真ん丸に近い満月となるようです。

念のためシュミレーションしてみました。

↓2021年9月21日 3:30 の月

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中秋の名月(9月21日の明け方)

3:30 で高度が約20° なので

この後は少しづつ高度が下がって見にくくなりそうです。

より真ん丸なお月様を見たい人は 明け方に頑張って見るのもイイかもしれませんね。

 

9月21日 は 天候に恵まれそうなので

お時間が許せる方は、皆さまご一緒に お月見をしましょう。