2021年9月29日 19:10頃に
木星のガリレオ衛星である イオとエウロパが 見掛け上かなり接近します。
肉眼や低倍率の双眼鏡では 今回の現象を確認するのは困難ですが
小型の望遠鏡があれば 簡単に見ることが出来るでしょう。
今回は かなり接近して 低倍率では くっついて見えるかもしれませんので
それぞれの衛星を観測するには 70~80倍程度の中倍率は必要かもしれません。
実際に見ないと分からないですが
倍率をすぐに変更できるように準備しておいた方がよさそうですね。
さて、木星の位置を確認しましょう
↓9月29日19:10頃の空です。(シュミレーションです)
南東~南南東の空に 一番明るく輝く星が木星です
↓9月29日19:10頃の木星とガリレオ衛星です。(低倍率でのシュミレーションです)
小型の望遠鏡(低倍率)で覗くと こんな風に ガリレオ衛星が並んでいると思います。
イオとエウロパが 重なるように接近しています。
倍率によっては くっついて見えるかもしれませんね。
↓9月29日19:10頃の木星とガリレオ衛星です。(高倍率でのシュミレーションです)
この時間帯が一番接近する時間帯で(見掛上の最接近?)
離角が かなり狭そうなので 少なくとも80倍程度は必要かもしれません。
念のため、高倍率用のアイピースやバローレンズ等も予め準備しておきましょう。
時間が経つにつれて少しづつ イオとエウロパが 離れていくので
少しづつ見やすくなっていくでしょう。
ガリレオ衛星は 小型の望遠鏡(口径5センチくらいでも可能)で十分に良く見えるので
接近した光景を見ておきたいと思います。