Kochab の星見日記

★子育て&家事の合間の隙間時間で星見(星空観察)・天体撮影をしています(太陽、惑星、銀河、星雲、星団、国際宇宙ステーション、・・・など)

「カノープス」の観望チャンス!!(2022年2月6日 21:00頃に南中します)

2月頃の夜空には、明るい星のある冬の星座が目立ちますね。

オリオン座、おうし座、ふたご座、ぎょしゃ座こいぬ座おおいぬ座

などなど一等星が輝いている星座が沢山あります。

特に おおいぬ座の シリウスは 夜空で一番明るい恒星なので

とても目立ちます。

そして、この時期の特定の時間帯には、

夜空で二番目に明るい りゅうこつ座カノープス

地平線(水平線)付近の低い空に見えるのです!(緯度が高い地域は見れないです)

東京の夜空(2月6日21:00)を↓シュミレーションしみしました。

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カノープス」が2022年2月6日 21:00頃に南中します!

カノープスの探し方としては、

ベテルギウス(オリオン座)とプロキオン(こいぬ座)とシリウス(おおいぬ座)の

3つの星で作れる冬の大三角形がありますが

そのシリウスの南の方に見えるのです。(真南ではありませんが)

日本の場合、カノープスは南の低空にしか見えません。

東京だと高度約2°くらいですね。

地平線上にある時間がとても短いので、

南中する時刻の前後約30分ほどが観望チャンスになります。

中国ではカノープスを「南極老人星」や「寿星」と呼んでいるそうです。

南極老人とは、日本の七福神の寿老人や福禄寿の元になった神様とのことで、

長寿をつかさどるとされてきました。

そのため、この星を見ることは縁起が良いとされ、

一目見ると寿命がのびるという話があります。

科学的根拠は 全く無いと思うのですが 縁起が良いと思うと時々見たくなりますね。