2月頃の夜空には、明るい星のある冬の星座が目立ちますね。
オリオン座、おうし座、ふたご座、ぎょしゃ座、こいぬ座、おおいぬ座、
などなど一等星が輝いている星座が沢山あります。
とても目立ちます。
そして、この時期の特定の時間帯には、
地平線(水平線)付近の低い空に見えるのです!(緯度が高い地域は見れないです)
東京の夜空(2月6日21:00)を↓シュミレーションしみしました。
カノープスの探し方としては、
ベテルギウス(オリオン座)とプロキオン(こいぬ座)とシリウス(おおいぬ座)の
3つの星で作れる冬の大三角形がありますが
そのシリウスの南の方に見えるのです。(真南ではありませんが)
日本の場合、カノープスは南の低空にしか見えません。
東京だと高度約2°くらいですね。
地平線上にある時間がとても短いので、
南中する時刻の前後約30分ほどが観望チャンスになります。
中国ではカノープスを「南極老人星」や「寿星」と呼んでいるそうです。
南極老人とは、日本の七福神の寿老人や福禄寿の元になった神様とのことで、
長寿をつかさどるとされてきました。
そのため、この星を見ることは縁起が良いとされ、
一目見ると寿命がのびるという話があります。
科学的根拠は 全く無いと思うのですが 縁起が良いと思うと時々見たくなりますね。