Kochab の星見日記

★子育て&家事の合間の隙間時間で星見(星空観察)・天体撮影をしています(太陽、惑星、銀河、星雲、星団、国際宇宙ステーション、・・・など)

「2020年 中秋の名月」は 10月1日!

中秋の名月」とは、旧暦の8月15日に出る月のことを指すそうです。

ちなみに「十五夜」という言葉を聞いたことがあると思いますが
中秋の名月」も「十五夜」も現在では同じことを意味しています。

さて、「旧暦」って分かりますか?
若い頃は「旧暦」という言葉を聞いても なんとなくスルーしていましたが
ある日 ようやく調べてやっと理解した記憶があります。

 

最初に、

旧暦の1月1日は冬至の日の2回後の新月の日、ということになっています。

と言うことは・・・
2019年の冬至は 12月22日 なので そこから
一回目の新月 12月26日、二回目の新月 2020年1月25日

ということで、旧暦の 1月1日は 

新暦では 2020年1月25日 ということになりますね。
この日を起点に日が進むのですが・・・

 

さて、ここで
月の満ち欠けは ほぼ15日周期で新月から満月へ、
そして新月へというサイクルで繰り返されます。
旧暦では、新月(月が完全に欠けるとき)を毎月1日としており、
周期的に15日が満月になると言われています。

この15日の夜を十五夜と呼ぶのですが、新暦では 15日に必ずしも満月になるとは限りません。
満月になる周期にも14日から16日と幅があるためです。
旧暦の1月から12月まで毎月十五夜はありますが、
一般的には旧暦の8月15日の「中秋の名月」のことを

十五夜」と呼んでいるようです。

 

旧暦の秋は現在とは違って、7月から9月のことを指すようです。
よって、7月、8月、9月の真ん中の8月のことを「中秋」と呼んでいたことから
「旧暦の8月15日に見られる月」のことを

中秋の名月」と呼ぶようになったそうですね。

 

そして、各月の新月の日付を見ていくと
2020年1月25日 新月(旧暦 1月1日)
2020年2月24日 新月(旧暦 2月1日)
2020年3月24日 新月(旧暦 3月1日)
2020年4月23日 新月(旧暦 4月1日)
2020年5月23日 新月(旧暦 閏4月1日 ※旧暦のルールで閏月が入ります)
2020年6月21日 新月(旧暦 5月1日)
2020年7月21日 新月(旧暦 6月1日)
2020年8月19日 新月(旧暦 7月1日)
2020年9月17日 新月(旧暦 8月1日)
ここから15日間を数えると・・・
2020年10月1日 となり この日が 旧暦8月15日 になるわけです。

つまり、
2020年10月1日 の月 が 「中秋の名月」なるのですね。

2020年10月1日 19:00 の空を ↓シュミレーション しました

f:id:Kochab:20200924145219j:plain

この時間帯では 月は まだ 高度20度もありませんが 障害物の無い時代では

とても見やすかったと思います。

ちなみに 10月6日に 最接近する火星が 東の空に 見えてますね。

月を拡大してみると↓ こんな感じです(シュミレーション)

f:id:Kochab:20200924145444j:plain

ほぼ 真ん丸の月ですが 満月は 翌日の 10月2日なんです。

まぁでも 子供たちは この月を見て 間違いなく「満月だっ!」と言うでしょうね。