2024年の中秋の名月は 9月17日 だそうです。
「中秋の名月」とは、旧暦の8月15日に出る月のことを指すそうです。
ちなみに「十五夜」という言葉を聞いたことがあると思いますが
「中秋の名月」も「十五夜」も現在では同じことを意味しています。
さて、「旧暦」って分かりますか?
若い頃は「旧暦」という言葉を聞いても なんとなくスルーしていましたが
ある日 ようやく調べてやっと理解した記憶があります。
最初に確認しておきたいのは、
旧暦の1月1日は冬至の日の2回後の新月の日、ということです。
と言うことは・・・
2023年の冬至は 12月22日 なので そこから
一回目の新月 2024年1月11日、二回目の新月 2024年2月10日
ということで、旧暦の 1月1日は
新暦では 2024年2月10日 ということになりますね。
この日を起点に日が進むのですが・・・
さて、ここで
月の満ち欠けは ほぼ15日周期で新月から満月へ、
そして新月へというサイクルで繰り返されます。
旧暦では、新月(月が完全に欠けるとき)を毎月1日としており、
周期的に15日が満月になると言われています。
この15日の夜を十五夜と呼ぶのですが、新暦では 15日に必ずしも満月になるとは限りません。
満月になる周期にも14日から16日と幅があるためです。
旧暦の1月から12月まで毎月十五夜はありますが、
一般的には旧暦の8月15日の「中秋の名月」のことを
「十五夜」と呼んでいるようです。
旧暦の秋は現在とは違って、7月から9月のことを指すようです。
よって、7月、8月、9月の真ん中の8月のことを「中秋」と呼んでいたことから
「旧暦の8月15日に見られる月」のことを
「中秋の名月」と呼ぶようになったそうですね。
そして、各月の新月の日付を見ていくと
2024年2月10日 新月(旧暦 1月1日)
2024年3月10日 新月(旧暦 2月1日)
2024年4月9日 新月(旧暦 3月1日)
2024年5月8日 新月(旧暦 4月1日)
2024年6月6日 新月(旧暦 5月1日)
2024年7月6日 新月(旧暦 6月1日)
2024年8月4日 新月(旧暦 7月1日)
2024年9月3日 新月(旧暦 8月1日)
ここから15日間を数えると・・・
2023年9月17日 となり この日が 旧暦8月15日 になるわけです。
つまり、
2023年9月17日 の月 が 「中秋の名月」なるのですね。
ちなみに今年の9月17日は 満月ではないそうです。
翌日9月18日が満月だそうです。
さて、
一般的に 中秋の名月の お月見というと 日没後から数時間の間に
お供え物をしつつ見る時間というイメージがありますよね。
今年2024年9月17日は 日没後の 月のすぐ近くに土星が見えます。
2024年9月17日 19:00 で シュミレーションしてみました。
中秋の名月(9月17日の日没後)
東南東の空に月が 見えることと思います。
さらに月の近くに土星が見えることでしょう。
この時間は まだ高度が あまり高くないので(約18°)
障害物が少ない場所から見る必要がありそうですね。
ちなみに・・・
20:00頃 高度が約28°です
21:00頃 高度が約38°です
こんな感じで時間が経つとともに見やすくなってきそうですよ。
念のため アップのシュミレーションしてみました。
望遠鏡などで見た時のイメージですね。
↓2024年9月17日 19:00 の月
お時間が許せる方は、皆さまご一緒に お月見をしましょう。