Kochab の星見日記

★子育て&家事の合間の隙間時間で星見(星空観察)・天体撮影をしています(太陽、惑星、銀河、星雲、星団、国際宇宙ステーション、・・・など)

「木星にイオ(ガリレオ衛星)の影」2021年9月17日 18:40~20:40頃 見えるかも!

2021年9月17日、日没後に南東の空に見える明るい星は、今旬の木星です。

8月20日木星が衝となりましたので、まだしばらくは 木星の観測最適期だと思います。


木星の縞模様を見るのが 面白いのは もちろんのことですが

木星ガリレオ衛星によっておこる天文現象が意外と面白いです。
木星本体に 時々見ることが出来る ガリレオ衛星の影も なかなか乙なものですよ。

 

さて、 

シュミレーションによると

9月17日、18:40~20:40頃まで木星面にイオの影が

見えそうなことが分かりました!

 

 

東京では 薄明が終了するのが 19:12頃  です。

19時頃には ちょうど暗くなって観測するのには適した時間です。

  

2021年9月17日 18:40、↓木星は 南東の空に見えます。

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木星の西側には、月と土星が見えることでしょう。


2021年9月17日 18:40 ↓ 望遠鏡で低倍率~中倍率にて見ると・・・(正立画像です)

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左から

ガニメデ

カリスト

木星本体とイオ(眼視ではイオはおそらく見えません)

エウロパ 

と並んでいるかと思います。

 

2021年9月17日 18:40 ↓ 望遠鏡で高倍率にて見ると・・・(正立画像です)

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この時間帯では イオの影が 木星面の左端(東側)に見えそうです。

望遠鏡では 正立プリズムを使用してないと 左右反転するので ご注意下さいね。

ガリレオ衛星のイオは 木星のすぐ手前にきているので

木星とイオが 重なり合っている状態ゆえ イオの姿は観測不可能だと思います。

 

2021年9月17日 19:40 ↓ 望遠鏡で高倍率にて見ると・・・(正立画像です)

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この時間帯では イオの影が 木星面の中央に見えそうです。

ガリレオ衛星のイオは 木星のすぐ手前にきているので

木星とイオが 重なり合っている状態ゆえ イオの姿は観測不可能だと思います。

 

2021年9月17日 20:40 ↓ 望遠鏡で高倍率にて見ると・・・(正立画像です)

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このときは 木星面の 西の端に イオの影が あります。

イオの影が見える ギリギリ最後の時間帯かもしれませんね。 

 

天気とシーイングさえ 良ければ 10センチ程度の屈折望遠鏡でも

100~150倍くらいの高倍率にすれば見えると思います。

 

とにかく晴れることを期待しましょう。 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

【注意】イオの影は、どんな望遠鏡でも見えるわけではありません。

 

目安として 口径10センチくらいから見える可能性が高くなると思います。

倍率は 100倍以上は必要だと思って下さい。出来れば150倍程度 あるとイイですね。

 

■自分の機材での経験ですが「この機材でイオの影が見えたか?」を

ここに記しておきます。

 

コ・ボーグ36ED→ ✖ 見えませんでした

ミニボーグ50FL→ ✖ 見えませんでした

ミニボーグ67FL→ △ 見えました!(ギリギリ見えた感じです)

BORG90FL→ ○ 見えました!(ほぼ確実に見えるようです)

VIXEN FL102S→ ◎ 見えました!(かなりハッキリと見えました)

(【参考情報】BORG72FL→ ◎ ハッキリと見えたという情報がありました ) 

あくまでも目安だと考えて下さい。

空の状態によっては 見えたり見えなかったり変化するものですからね。

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

「国際宇宙ステーションISS・きぼう」が明日(2021年9月15日)、見頃となります!

国際宇宙ステーションISS・きぼう」が明日(2021年9月15日)、

関東を中心とした太平洋側の地域が特に見頃となるようです!

(関東甲信越地方、東海地方、沖縄地方、など)

  

何時頃なのか、どの方向に見えるのか、ということですが・・・

東京での見える予想時刻は、19:14-00秒~19:17-00秒 頃 とのことです。

 

東京での見え方をステラナビゲータで ↓シュミレーションしてみました。

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国際宇宙ステーションの位置を10秒毎にプロットしてます

※こちらは、東京での見え方です。

19:14-00秒頃、南西の空・高度約13°から見え始めます

19:17-00秒頃、東南東の空・高度約69°の位置へと(最接近時)・・・

その後は消えていきます

 

晴れていれば、肉眼で 明るく輝いて動いていく様子が見えます。

関東地方や東海地方においては、好条件となりますので

お時間が許されるのであれば 是非ご覧になってください。

 

日本人宇宙飛行士の星出彰彦さんが搭乗している「国際宇宙ステーション

です。

  

各地での詳しい情報は、★こちらから

実際に見る場合は、必ず最新情報を確認してみて下さい! 

「散開星団NGC7789」の撮影 2021年7月23日(機材:コ・ボーグ36ED、スリムフラットナー1.1×DG、E-PL5、ポラリエ)

自宅前にて、「散開星団NGC7789」を撮影しました。


機材は、
コ・ボーグ36ED + スリムフラットナー1.1×DG + オリンパスE-PL5 + ポラリエ です。 (機材詳細は、こちら
(★極軸望遠鏡 PF-LⅡ にグレードアップしました → 詳しくはこちら )

 

↓リサイズ・トリミング、感度ISO2000、露出時間30秒、低振動モード2秒

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散開星団NGC7789

画像中央部の星の集まりがNGC7789です。

この日は、透明度が良く 高度も高くなっていたので

空の条件としては良かったです。

この星団は カシオペア座 β星の近くにあって 比較的導入しやすい星団ですね。 

NGC7789は 明るい星がありませんが 周辺には 天の川の微光星が沢山あって

この星団を引き立ててくれてます。

特に天の川の微光星と星団の密集した姿が好きで 撮りたくなってしまうんですよね。 

「散開星団NGC7788・NGC7790」の撮影 2021年7月23日(機材:コ・ボーグ36ED、スリムフラットナー1.1×DG、E-PL5、ポラリエ)

自宅前にて、「散開星団NGC7788・NGC7790」を撮影しました。


機材は、
コ・ボーグ36ED + スリムフラットナー1.1×DG + オリンパスE-PL5 + ポラリエ です。 (機材詳細は、こちら
(★極軸望遠鏡 PF-LⅡ にグレードアップしました → 詳しくはこちら )


↓リサイズ・トリミング、感度ISO2000、露出時間30秒、低振動モード2秒

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散開星団NGC7788・NGC7790

画像中央部に星の集まりが2つあります。

画像に示しているように散開星団NGC7788とNGC7790 です。

さすがに この機材のような小さな口径では こんなもんなんですね。

口径36mmでは 仕方ありませんね。

普通の画像のみですと 微かにしか写っていない星団ゆえ

分かりにくいかと思って 散開星団を点線で囲ってみました。

この星団は カシオペア座 β星の近くということで 導入しやすいですし 

この辺りは天の川の中ですから 微光星が沢山あって とても綺麗です。

この散開星団は 明るい星がありませんが

光星の密集した姿が ペルセウス二重星団のミニチュア的な感じで

時々撮りたくなってしまうんですよね。 

「月」の撮影 2021年8月29日(機材:ミニボーグ50FL、E-PL5、ポラリエ)

 自宅前にて、「月」を撮影しました。


機材は、ミニボーグ50FL + オリンパスE-PL5 + ポラリエ です。
(ポラリエ雲台ベースType-EQセットを使用鏡筒の詳しい情報はこちら)
(★極軸望遠鏡 PF-LⅡ にグレードアップしました → 詳しくはこちら )


↓トリミング、感度ISO800、露出時間1/400秒、低振動モード2秒

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2021年8月28日 月齢20.2

明け方の薄明が始まっている時間帯でしたが

ほぼ南中している時間帯の月ということもあって

月が夜空のリーダー的な存在に見えました。

画像的には まずまずのシャープ感のある画像に仕上がったと思います。

欠け際にあるクレーターなどが見どころとなりますが

北の方にある「アリストテレス」「エウドクソス」「コーカサス山脈

南の方にある沢山のクレーター群などは 特にお勧めな場所です。

欠け際から遠いですが「ティコ」も なかなかイイですね。

「太陽(白色光)」の撮影 2021年9月8日(機材:ミニボーグ50FL、E-PL5、ポラリエ)

自宅ベランダにて、太陽を撮影しました。

機材は、
ミニボーグ50FL+オリンパスE-PL5+ポラリエ です。(ポラリエ雲台ベースType-EQセットを使用)

これに、
バーダープラネタリウム社の
「AstroSolar セーフティーフィルター」
を取り付けて撮影しました。

 

↓トリミング、感度ISO200、露出1/800秒、低振動モード2秒、モノクロモード

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2021年9月8日 太陽(白色光)

先日の8月28日に撮って以来ですが

そのときよりも 黒点が多いことに テンション上がりました!

この日の天気予報では 朝方くらしか太陽が見えそうになかったので

早朝のチャンスを活かしました。(案の定、お昼ごろには曇りました)

しかし、先日と比較すると かなり涼しくなりましたね。

ありがたいことです。

 

さて、ご覧の通り 画像には比較的ハッキリとした黒点が多数出ています。

太陽活動が活発化している様子が伺えますね。

「散開星団NGC457」の撮影 2021年7月23日(機材:コ・ボーグ36ED、スリムフラットナー1.1×DG、E-PL5、ポラリエ)

自宅前にて、「散開星団NGC457」を撮影しました。


機材は、
コ・ボーグ36ED + スリムフラットナー1.1×DG + オリンパスE-PL5 + ポラリエ です。 (機材詳細は、こちら
(★極軸望遠鏡 PF-LⅡ にグレードアップしました → 詳しくはこちら )


↓リサイズ・トリミング、感度ISO2000、露出時間30秒、低振動モード2秒

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散開星団NGC457

画像中央部の星の集まりが 散開星団 NGC457 です。

ET星団とも呼ばれています。

この星団は天の川の中にあるので 微光星が沢山あって 綺麗ですね。
 

快晴、透明度良好、月明かり影響少ないと思う月齢24.7、薄明開始3:15 の前の撮影

撮影した日は 快晴で 透明度も良好、月齢も24.7ゆえ影響が少ない、

そんな なかなかの好条件下で撮影できました。

しかし、そんなときに限って 追尾が イマイチでした。

それでも 画像処理で修正できましので

仕上がり的には かなり良い感じになったと思います。