今、日没後に南南東の空に一番最初に見える星は、
月を除くと おそらく木星です。
今年は注目しています!
木星の縞模様を見るのが 面白いのは もちろんのことですが
木星本体に 時々見ることが出来る ガリレオ衛星の影も なかなか乙なものです。
今年は、例年になく ガリレオ衛星の影を数多く見るチャンスがあって
イオの影、
エウロパの影、
ガニメデの影、
は 天候にも恵まれて見ることができました。
さて、
シュミレーションによると
9月21日、日没後のある時間?~19:25頃まで木星面にイオの影が
見えそうなことが分かりました!
日没直後から イオの影は存在しているようなのですが
空が暗くなってくれないと コントラストが良くならないので
東京の日没時刻が 17:40頃 ということを考えると
18:25頃には 薄明の中、木星が見えてくるのかな・・・と思います。
薄明終了時刻が 19:05頃なので それまでは コントラスが良くなりつつある中で
もしかしたら見えるかも・・・といったところですね。
2020年9月21日 18:25、↓木星は見えると思いますが、空は まだ明るいでしょう。
この日は
2020年9月21日 18:25 ↓ 望遠鏡で高倍率にて見ると・・・(正立画像です)
この時間帯に イオの影が 木星面の中央に見えそうです。
木星とイオが接近した光景も面白いかもしれませんよ。
イオの影が見える ギリギリ最後の時間の場合は
2020年9月21日 19:25 ↓ 望遠鏡で高倍率にて見ると・・・(正立画像です)
この時間では 木星面の 西の端に イオの影 が あります。
天気とシーイングさえ 良ければ 10センチ程度の屈折望遠鏡でも
150倍くらいの高倍率にすれば見えると思います。
とにかく晴れることを期待しましょう。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
【注意】イオの影は、どんな望遠鏡でも見えるわけではありません。
目安として 口径10センチくらいから見える可能性が高くなると思います。
倍率は 100倍以上は必要だと思って下さい。出来れば150倍は欲しいですね。
■自分の機材での経験ですが「この機材でイオの影が見えたか?」を
ここに記しておきます。
コ・ボーグ36ED→ ✖ 見えませんでした
ミニボーグ50FL→ ✖ 見えませんでした
ミニボーグ67FL→ △ 見えました!(ギリギリ見えた感じです)
BORG90FL→ ○ 見えました!(ほぼ確実に見えるようです)
VIXEN FL102S→ ◎ 見えました!(かなりハッキリと見えました)
(【参考情報】BORG72FL→ ◎ ハッキリと見えたという情報がありました )
あくまでも目安だと考えて下さい。
空の状態によっては 見えたり見えなかったり変化するものですからね。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
今日9/16 の注目すべき天文現象です!
⇒「木星の影によるガニメデ(ガリレオ衛星)の食」2020年9月16日 21:02~21:03頃 に注目!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★