2021年9月10日
木星のガリレオ衛星である ガニメデ と カリスト が接近します。
肉眼や低倍率の双眼鏡では 今回の現象を確認するのは困難ですが
小型の望遠鏡があれば 簡単に見ることが出来るでしょう。
それぞれの衛星を観測するには 50倍程度の倍率は必要かもしれません。
つまり そのくらい接近するんですね。
実際に見ないと分からないですが
倍率をすぐに変更できるように準備しておいた方がよさそうですね。
さて、木星の位置を確認しましょう
↓9月10日19:20頃の空です。(シュミレーションです)
南東の低い空に 一番明るく輝く星が木星です
↓9月10日19:20頃の木星とガリレオ衛星です。(シュミレーションです)
小型の望遠鏡で覗くと こんな風に ガリレオ衛星が並んでいると思います。
ガニメデとカリストが 重なるように接近しています。
↓9月10日21:20頃の木星とガリレオ衛星です。(シュミレーションです)
19:20、のシュミレーション画像と比較してみて下さい。
ガニメデとカリスト は この時間帯でも 接近しています。
しかも ほぼ同じくらいの接近具合です。
そして、次のシュミレーション画像にも注目です。
↓9月10日23:20頃の木星とガリレオ衛星です。(シュミレーションです)
19:20、21:20 のシュミレーション画像と比較してみて下さい。
ガニメデとカリスト は この時間帯でも 接近しています。
しかも ほぼ同じくらいの接近具合です。
時間が かなり経過しても 同じような接近具合なので
この日は 長時間にわたって この接近現象が見れそうです。
ガリレオ衛星は 小型の望遠鏡(口径5センチくらいでも可能)で十分に良く見えるので
オイラも是非とも 二重星のように ガリレオ と カリスト が
接近した光景を見ておきたいと思います。