2021年8月16日 21:00頃に
木星のガリレオ衛星である エウロパ と ガニメデ と カリスト が接近します。
3つも 接近するのは かなりレアだと思います。
3つ 接近している時間帯は 比較的長いです。
日没後に木星が見え始めた頃から すでに接近しているのですが
3つの衛星が最も接近していると感じるのは
20:50~21:00頃かと思います。
その後も 少しづつ位置関係が変わっていきますが
23時頃までは 接近していると感じると思います。
肉眼や低倍率の双眼鏡では 今回の現象を確認するのは困難ですが
小型の望遠鏡があれば 高倍率用のアイピースを使用すれば
比較的簡単に見ることが出来るでしょう。
さて、木星の位置を確認しましょう
↓8月16日20:50頃の空です。(シュミレーションです)
南東の空に 木星 が見えるので 探してみましょう。
薄明終了時刻が20:30頃なので、それ以前に観測される場合は
空が明るいかもしれませんので見つけにくいかもしれません。
そういった場合、低倍率の双眼鏡を使用すると見つけやすくなるかもしれません。
↓8月16日20:50頃の木星とガリレオ衛星です。(シュミレーションです)
小型の望遠鏡で覗くと こんな風に ガリレオ衛星が並んでいると思います。
この時間帯(20:50~21:00)が一番接近すると思われる時間帯で(見掛上の最接近?)
離角が狭そうなので 少なくとも50倍以上は必要かもしれません。
70~80倍程度あれば大丈夫かもしれませんが
高倍率用のアイピースやバローレンズ等も予め準備しておきましょう。
ガリレオ衛星は 小型の望遠鏡(口径5センチくらいでも可能)で十分に良く見えるので
是非とも 三重星のように エウロパ と ガニメデとカリスト が
接近した光景を見ておきたいと思います。
晴れることを祈りましょう。