今シーズン、
木星も そろそろ終盤に差し掛かりつつあります。
木星が南中する時刻は 日没直後となってきましたので
21時頃には 南西の低い位置まで高度が下がってきてしまいます。
遅い時間帯では非常に観測が難しくなってきました。
さて、シュミレーションによると
10月14日、17:35~19:40頃まで木星面にイオの影が
見えそうなことが分かりました!
東京では 薄明が終了するのが 18:32頃 ですから 晴れてくれれば大丈夫でしょう。
2020年10月14日 18:35、↓木星は 南南西の空に見えます。
2020年10月14日 18:35 ↓ 望遠鏡で高倍率にて見ると・・・(正立画像です)
この時間帯が イオの影が 木星面の中央に見えそうです。
木星とイオが かなり近接している姿が見えるでしょう。
もう少し早い時間帯(18:20)から見てると
木星面から イオが 出てくるところが 見れるかもしれません。
これも意外と面白いかも しれませんよ。
イオの影が見え始める時間は 約1時間程早いです。
2020年10月14日 17:35 ↓ 望遠鏡で高倍率にて見ると・・・(正立画像です)
まだ このときは イオの影の位置が 東側の端っこです。
薄明が まだ終わっていないので コントラストはイマイチかもしれません。
逆に、イオの影が見える ギリギリ最後の時間帯の場合は
2020年10月14日 19:40 ↓ 望遠鏡で高倍率にて見ると・・・(正立画像です)
この時間では 木星面の 西の端に イオの影 が あります。
天気とシーイングさえ 良ければ 10センチ程度の屈折望遠鏡でも
150倍くらいの高倍率にすれば見えると思います。
とにかく晴れることを期待しましょう。
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【注意】イオの影は、どんな望遠鏡でも見えるわけではありません。
目安として 口径10センチくらいから見える可能性が高くなると思います。
倍率は 100倍以上は必要だと思って下さい。出来れば150倍は欲しいですね。
■自分の機材での経験ですが「この機材でイオの影が見えたか?」を
ここに記しておきます。
コ・ボーグ36ED→ ✖ 見えませんでした
ミニボーグ50FL→ ✖ 見えませんでした
ミニボーグ67FL→ △ 見えました!(ギリギリ見えた感じです)
BORG90FL→ ○ 見えました!(ほぼ確実に見えるようです)
VIXEN FL102S→ ◎ 見えました!(かなりハッキリと見えました)
(【参考情報】BORG72FL→ ◎ ハッキリと見えたという情報がありました )
あくまでも目安だと考えて下さい。
空の状態によっては 見えたり見えなかったり変化するものですからね。
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