Kochab の星見日記

★子育て&家事の合間の隙間時間で星見(星空観察)・天体撮影をしています(太陽、惑星、銀河、星雲、星団、国際宇宙ステーション、・・・など)

「スリムフラットナー1.1×DG【7110】」の効果は絶大! (「ミニボーグ55FL対物レンズ【2555】」使用時)

自宅前にて、「スリムフラットナー1.1×DG【7110】」の効果を

「ミニボーグ55FL対物レンズ【2555】」使用時で確認してみました。

比較するための天体として「オリオン座三ツ星」を撮影しています。

(2021年10月24日に撮影)


大まかな機材構成は、
ミニボーグ55FL対物レンズ【2555】 + スリムフラットナー1.1×DG + オリンパスE-PL5 + ポラリエ です。 (機材詳細は、こちら
(★極軸望遠鏡 PF-LⅡ にグレードアップしました → 詳しくはこちら )


↓リサイズ・ノートリミング、感度ISO2000、露出時間10秒、低振動モード2秒

f:id:Kochab:20211212045927j:plain

オリオン座三ツ星【スリムフラットナー1.1×DG なし】

↓リサイズ・ノートリミング、感度ISO2000、露出時間10秒、低振動モード2秒

f:id:Kochab:20211212050032j:plain

オリオン座三ツ星【スリムフラットナー1.1×DG あり】

これら2つの画像を見比べていただければ分かると思いますが

やはり周辺像は 明らかに違いますね。

スリムフラットナー の効果は かなり効いています。

それぞれの画像右上部を切り抜いて比較してみると↓こんな感じになります。

f:id:Kochab:20211212050342j:plain

画像左側 :スリムフラットナーなし、画像右側 :スリムフラットナーあり

こうして見ると 歴然とした差が感じられます。

これは使わない訳にはいきませんね。

「しぶんぎ座流星群が極大!」2022年1月4日(流星群の見頃は 1月4日 5~6時頃?)

 1月4日6:00頃、しぶんぎ座流星群の活動が極大となります。
この時刻は 薄明開始後の時間で明るくなりつつあるため

肉眼での流星の観測がしにくくなりますので、
極大時刻よりも 少し早い4:30~5:50?頃が

月明かりも無く条件の良い時間帯となりそうです。

光害の少ない場所で 視界が開けている所なら

1時間に20個くらいの流星が見れるかもしれません。

光害のある地域でも

1時間に10個くらい見えるかもしれませんよ。

 

さて、シュミレーションでは 期待を込めて沢山流星を表現してみました!
↓2022年1月4日 5:30頃の空(流星出現数の設定 100倍にしてます)

f:id:Kochab:20211216150141j:plain

(期待を兼ねて かなりの流星を多く表示してます。明らかに多すぎですが・・・)

うしかい座りゅう座の間あたりに放射点があります。

今はありませんが、その昔「へきめんしぶんぎ座」という星座が

ここにあったそうです。

月明かりの影響がない 条件の良い時間なので

天気が良ければ、頑張って 流星を眺めたいと思います。

「月と火星の接近」の撮影 2022年1月1日(BORG50F2.8、M42ヘリコイドS、E-PL5、Velbon PH-263+SLIK PRO804CF)

自宅屋上にて、「月と火星の接近」を撮影しました。


機材は、

BORG50F2.8 + M42ヘリコイドS + オリンパスE-PL5 + Velbon PH-263+SLIK PRO804C

です。


↓リサイズ、ノートリミング、感度ISO1600、露出時間1/5秒

f:id:Kochab:20220101095834j:plain

2022年1月1日 月と火星の接近

天候にも恵まれて日の出前の時間帯に撮影できました。

元旦早々ですが とても綺麗で 一人で見るのはもったいないと思うほどでした。

明け方の赤く染まる空と 細い月と 今年接近する火星(月の上にある明るい星)

のコラボレーションです。

ついでに月の西側(右側)には さそり座のアンタレスが 見えていました。

(画像にもありますよ)

とても贅沢な星空だと思いました。

謹賀新年 2022年1月1日

あけましておめでとうございます。
今年も どうぞよろしくお願いいたします。

 

昨年は、次女が中校生になったことで
オイラ的には、久しぶりに中学校に足を運ぶことがしばしばあったりしました。

本人的には、通学時間が大幅に長くなったり

学習塾の時間帯が夜遅くなったりで 大変そうでしたね。
長女は、高校2年生なので 今年は3年生へと進級して

いよいよ受験生本番の年になりますが・・・オイラ的には、ヒヤヒヤですよ。

大丈夫なのかしら・・・って感じ。


そして、やはり 新型コロナウィルスの影響が昨年も大きかったです。
家族旅行や日帰りレジャーなどの家族サービスと言われるような外出は
全くと言っていい程しておりませんでしたので 自宅にいる時間が
とても長かった気がします。
 

さて、今年の天体撮影&観望の予定ですが

今年の大体のおさえておくべき天文現象は、
↓こんな感じかと思います。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

1月4日 しぶんぎ座流星群極大(月明かりが無く好条件ですよ)

3月20日 金星が西方最大離角(明け方に観望好期)

4~5月 明け方の東低空に5惑星が集合(金星、火星、木星土星海王星、が集合します)

5月1日 金星と木星が接近(明け方の東低空で大接近します)

7月21日 火星食(月出直後の月に隠れます)

8月13日 ペルセウスザ流星群が極大(満月後の月明かりがあります)

9月10日 中秋の名月(満月です)

11月8日 皆既月食(天気が良ければ全過程が見れます)

11月8日 天王星食(皆既月食中に天王星が隠されます) 

12月1日 火星が地球に最接近(中接近)

12月14日 ふたご座流星群(下弦前の月明かり有)

12月22日 火星がアルデバランに接近

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

早速、手帳やカレンダーにメモしときましょうね!

 

こちらは↓毎年使っている天文手帳です。

f:id:Kochab:20211226035025j:plain

購入したときには カラフルな紙のカバーが いつもついているのですが、

この通り いつも外しています。(地味な感じになりますが、これが好きなんです)

一週間毎に見開きになっていて天文現象と月齢が明記されているので

オイラ的には便利な手帳&読み物的なものとなっています。

近年、メモのスペースが少なくなっているのが少々残念ではありますが

シンプル&コンパクトなので重宝していますね。

「月と火星 が接近!」2022年1月1日(明け方)です!

2022年1月1日、

新年早々ですが、月と火星が接近します。

 

見える時間が明け方の僅かな時間帯に限られているので

こちらのシュミレーション画像を参考にしてください。

↓2022年1月1日 5:50頃、南東の空です。

f:id:Kochab:20211216142718j:plain

月と火星が接近

南東の空、高度が低い空に 月と火星が接近して見えることでしょう。

比較的近いところに さそり座のアンタレスもあります。

このとき、もうすでに薄明が始まっていて時間が経つほど空が明るくなってきます。

ちなみに、月、火星、の高度が10度もないので

建物などの障害物の少ない場所などで観測することをお勧めします。

ちなみに・・・

火星が 1.5等級、アンタレスが 1.1等級、なので

アンタレスの方が 明るく見えると思います。

「散開星団NGC2169(37星団)」の撮影 2021年10月3日(機材:コ・ボーグ36ED、スリムフラットナー1.1×DG、E-PL5、ポラリエ)

自宅前にて、「散開星団NGC2169」を撮影しました。


機材は、
コ・ボーグ36ED + スリムフラットナー1.1×DG + オリンパスE-PL5 + ポラリエ です。 (機材詳細は、こちら
(★極軸望遠鏡 PF-LⅡ にグレードアップしました → 詳しくはこちら )


↓リサイズ・トリミング、感度ISO2000、露出時間30秒、低振動モード2秒

f:id:Kochab:20211214142539j:plain

散開星団NGC2169(37星団)

画像中心付近の星の集まりが NGC2169 です。

別名「37星団」とも言われてます。

この日は、月明かりがあったものの 月齢25.8でしたから 影響が少なくて

比較的透明度が良好だったためか 高度の低い ウサギ座も良く見えました。

NGC2169 は オリオン座の右腕付近にあるので

高度が比較的高い位置でしたから、光害地としては まずまずの写りだと思います。

ちょっと残念なのが 等倍に近い画像となっているのもあって

星像が甘く見えることです。実はシーイングがイマイチだったのかもしれませんね。

一応、シャープスター処理をしていますが 自然な感じの画像で仕上げるのって

なかなかバランスが難しいものです。

「散開星団M35」の撮影 2021年10月3日(機材:コ・ボーグ36ED、スリムフラットナー1.1×DG、E-PL5、ポラリエ)

自宅前にて、「散開星団M35」を撮影しました。


機材は、
コ・ボーグ36ED + スリムフラットナー1.1×DG + オリンパスE-PL5 + ポラリエ です。 (機材詳細は、こちら
(★極軸望遠鏡 PF-LⅡ にグレードアップしました → 詳しくはこちら )


↓リサイズ・トリミング、感度ISO2000、露出時間40秒、低振動モード2秒

f:id:Kochab:20211214155349j:plain

散開星団M35

この日は、台風一過で 快晴となり透明度も良好でした。

月齢25.8、でもあったので月明かりの影響も それほど無く

観望&撮影日和でしたね。

星の瞬きがあったのですが シーイングは普通レベルでした。

今回、マイナス要因として

若干の追尾エラーがあったので 星像が伸びていましたが

画像処理でなんとか修正できました。

M35は、ふたご座の足元にある星団で 比較的導入が簡単なので重宝しています。