今、日没後に南南東の空に一番最初に見える星は、
月を除くと おそらく木星です。
しばらくは 木星は 見頃なので 今のうちに よく見ておきたいものです。
8/20に起こった「木星にイオの影」!
オイラ、見ました!
やっぱり イオの影を見るとテンション上がりますね。
口径9センチの屈折望遠鏡(BORG90FL鏡筒)にて見ましたが
125倍でも 意識して見ると 木星本体に ガリレオ衛星・イオの影が見えました!
170倍くらいでは ハッキリと 見えましたよ!
黒いポチッとしたやつです。
同様に、8/29にも・・・
厳しい条件かもしれませんが 見えるかもしれないのです!
2020年8月29日の木星面をシュミレーションしてみたら
日没後のある時間?~19:10頃まで木星面にイオの影が見えそうなことが分かりました!
(8/20のを見逃した方は、是非 チャレンジしてみて下さい!)
厳しい条件とは 19:10頃まで という時間制限と
薄明中というコントラストの悪条件です。
東京の日没時刻が 18:13頃、
薄明終了時刻は 19:40頃です。
薄明が終了する(19:40頃)ときには イオの影は とっくに見えなくなっています。
日没後に 少しづつ 木星の観測時のコントラストが良くなっていく中で
薄明中に見えるかどうか ということですね。
2020年8月29日 19:00、↓木星は見えると思いますが、空は まだ明るいでしょう。
さて、薄明中で このコントラストの悪い条件下
木星が どれだけ見えるかですね。
2020年8月29日 19:00 ↓ 望遠鏡で高倍率にて見ると・・・(正立画像です)
コントラスが悪いなりに 木星本体にイオの影(ポチッとした黒いのです)が
見えるかもしれません。
イオの影は 端に寄ってきています。
もう あまり時間がありません。
出来れば、もう少し早めに ダメ元でも見ようかと思います。
例えば・・・
2020年8月29日 18:50 ↓ 望遠鏡で高倍率にて見ると・・・(正立画像です)
若干ですが 19:00 よりも イオの影の位置が中央に来ていて
見やすいかもしれません。
おそらく、ギリギリで見える時間帯の
2020年8月29日 19:10 ↓ 望遠鏡で高倍率にて見ると・・・(正立画像です)
この時間では 木星面の かなり端の方に イオの影 が あるようです。
天気とシーイングさえ 良ければ 10センチ程度の屈折望遠鏡でも
150倍くらいの高倍率にすれば見えると思いますが・・・
なんといっても薄明中です。
これは 実際に見ないと分かりませんねぇ。
とにかく晴れることを期待しましょう。
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【注意】イオの影は、どんな望遠鏡でも見えるわけではありません。
目安として 口径10センチくらいから見える可能性が高くなると思います。
倍率は 100倍以上は必要だと思って下さい。出来れば150倍は欲しいですね。
■自分の機材での経験ですが「この機材でイオの影が見えたか?」を
ここに記しておきます。
コ・ボーグ36ED→ ✖ 見えませんでした
ミニボーグ50FL→ ✖ 見えませんでした
ミニボーグ67FL→ △ 見えました!(ギリギリ見えた感じです)
BORG90FL→ ○ 見えました!
VIXEN FL102S→ ◎ 見えました!(かなりハッキリと見えました)
あくまでも目安だと考えて下さい。
空の状態によっては 見えたり見えなかったり変化するものですからね。
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